rosinstall (非OS依存)
rosinstallツールは、ROS用のコンフィギュレーションの設定を行います。以下のコードは、ROSソースコードをダウンロードし、ブートストラップ方式の実装を行います。このサンプル用コンフィギュレーションでは、rosinstallファイルのひとつのエントリーにつきひとつのサブディレクトリーという形式で、すべてのファイルを、~/rosディレクトリー内のサブディレクトリーにインストールします。これには少し時間がかかりますが、rosdepツールにより初期の依存関係が確立されれば、あとは自動的にインストールされます。
wget --no-check-certificate http://ros.org/rosinstall -O ~/rosinstall
chmod 755 ~/rosinstall
次に、コンフィギュレーション・ファイルを利用してrosinstallします。2種類のコンフィギュレーションをが用意されています。
- "base" (非ロボット依存)
- "pr2" (PR2ロボット開発用)
rosinstallのフォーマットは、SVNレポジトリーの単なるリストですので、自分用のコンフィギュレーションをを容易に作成できます。このフォーマットに関する詳細は、rosinstallをご参照ください。
補注: 下記のインストール方法は、~/rosにインストールすると想定しています。インストール先を変更したい場合は、単純に、下記のコマンド内の~/rosと希望のインストール先とを置き換えてください。
ROSのみ: 基本的なROSチュートリアルを含みます。
~/rosinstall ~/ros http://ros.org/rosinstalls/boxturtle_ros.rosinstall
Baseインストール: 推奨版。ROS、ロボットに依存しないライブラリー、チュートリアルを含みます。
~/rosinstall ~/ros http://ros.org/rosinstalls/boxturtle_base.rosinstall
PR2インストール: ROS, ロボットに依存しないライブラリー、チュートリアル、PR2関連のライブラリーを含みます。
~/rosinstall ~/ros http://ros.org/rosinstalls/boxturtle_pr2.rosinstall
Willow Garage社用インストール: Willow Garage社用インストールをご覧ください。
最新版(不安定): 不安定ながらも最新リリース版のインストールは、'boxturtle'の代わりに'latest'と置き換えてください。
環境設定
環境設定をアップデートする必要があります。
source ~/ros/setup.sh
新しいシェルを開くたびに、ROSに関する環境変数が、バッシュのセッションに追加されると便利です。 以下のコマンドをお使いください。
echo "source ~/ros/setup.sh" >> ~/.bashrc . ~/.bashrc